【アニメ/3月のライオン】28話感想 いじめ・ひなたの冷静と情熱

©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

3月のライオンのここ数話は、僕の心を特に打ちました。

いじめ対策とか抜きにして、感じたことを感想に書きたいと思います。

そうだ、昨日は忙しくて記事かけませんでした。てことで、好きなこと「アニメ」からこの記事を綴りたいと思います。3月のライオン最新話より、感想を。

なお、ネタバレかつアニメ見た人しかわからない文章構成です。あしからず。

ひなたは、ただ苦しがってるだけじゃない。腹の底から怒っているのだ。

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そう、これは僕も同じことを考えました。

「私のしたことは、間違ってなんかいない」

そう言い切った、そう言葉をひねり出したひなたは、過去の零をすら救いました

零に、恩人であるひなたの力になりたいと思わせたのは、他ならぬひなたです。

僕も、どちらかといえば、作中の零の思考していた「ひどい状況からは逃げた方がいい」という考えです。ですが、それはひなたには選択できません。いじめられて転校した「ちほ」を助けられなかった、そんな後悔がひなたの行動動機となっているのですから。

ちほを助けようとして、いじめっ子に立ち向かった結果いじめに巻き込まれたひなた。まるで一方通行のように状況に絡め取られたようであり、その実ひなたの選択の結果として事態は進んでいるのです。蛇足ですが、この対立軸が、すごく際立っている演出・脚本だと感じました。

ひなたにはいじめに立ち向かうことしか出来ない。それは前述の通り、彼女の行動動機が後悔から来ているから。

逃げる、という選択肢もあったかもしれませんが、やはり正義感の強いひなたには選べないのです。

必ず、あなたの事を見ている人がいる。

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そんな彼女を、見ていたのが高橋。昔ちほに弁当をわけてもらって「いいやつだと思った」と語る高橋は、全てを見通しているようです。だから、「見せた方がいい」のだと。

理解してくれている高橋に、ひなたはまた救われました。その陰に、零が高橋にそれとなく働きかけたという事実もあります。

この、温かい力の連鎖。すごい、いいなあと思います。勧善懲悪じゃない。エンターテイメント系のハリウッド映画や一部の邦画みたいに悪をぶった切って、ぶった切られた悪は救われないとかじゃない。現実的な正解。ですが、そんなありふれた解決策が、こんなに見る人の心を掴んで離さないのは素晴らしいと思います。アニメという媒体で上手く表現しているのもありますし、原作漫画の力もあると思います。

ひなたの事を理解しているからこそできる行動。

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カッコイイとか、そんな感想も零や高橋には持てるのです。ですが、やっていることはひなたの後押しにすぎない。皆が、彼女のことを理解しているから出来ることだと思います。

ほんと、現在進行形でいじめられている子には、「こんなことできるわけない」「僕には仲間はいない」「ありえない」とか思われちゃうかもしれないのですが、それでも心につっかえ棒のようにひっかかって、いつか「転ばぬ先の杖」になると思うのです。

自分の正しいと思うことをやっていれば、苦しくともいつか必ず、報われる。そう思って行動する。たとえ結果が望んだものじゃないとしても、結果は成果として必ず本人に返ってくるものです。いや、帰ってくる、と表現すべきでしょうか。

周りは周りにすぎない。本人の意思と、状況を冷静に見る力が、結果を招き寄せる。

©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

周りは手助けしか出来ない。これは見ていてすごい感じたというか、原作・制作陣の表現したいこととして感じたし、同意しますね。

これが、たとえ「どうしようもない、助けて」と言われたとしても。本人が何を望むか、それを解釈して言葉をかけてやらないと、何も生まれない

腹の底から怒っている。その反面、ひなたは冷静だった。それが担任の、過去への後悔を、ようやく呼び起こした。

この先の課題は、この先生をどう描くかだと思いますが、それも脇道というか蛇足かもしれませんね。描かれ方が中立的なので、先生を巻き込むのか、ひなたが自力で解決するのか。それはわかりません。

事実は、以前のようなちほはもう帰ってこない、ということ。ひなたが、零が、望む未来は訪れるのか。将棋アニメと言いつつヒューマンドラマなのですが、面白いのには違いないし将棋のこと語られてもまったく僕はわからない(駒の動かし方しかわからない)ので、ともかく今後に期待です。

まとめ

  • ちほへの後悔がひなたの行動動機。
  • 周囲の見守りと後押し。温かい力の連鎖が素晴らしい。
  • 結局は本人が何を望むか。
  • 以前のようなちほの笑顔はもうこの学校には帰ってこない。

いやあ、スクールカーストをひなたなりの解釈で表現する場面、すごい心をえぐられるような感覚を覚えました。なんとかならないんですかね。なんとかしたいですね。

あと、なんかひなたの表情に不穏なものを感じたことを、付け足しておきます。

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