【3月のライオン第2シリーズ】13話(35話)感想 終わったみたい

最近感想書けないで、すみません。

書きたいこと

  • いじめはくだらない。
  • それ故に大変だ。
  • ひなたの得たものは大きい。
  • 零には自分にもうちょっとこだわって欲しい。

「日向」。光は巡り巡って世界を照らす。

「黒い霧」あたりで、この作品どうなるのかな、と結構不安だったのですが、ようやく展開に光が差しましたね。

ひなたの頑張りは、あっけなく、しかし、しっかりとした形で残りました。ひなたは、まだ勝った、とは言えないかもしれません。ですが、もう負けることはありません。野球で言えば12回表のピンチを切り抜けた所。

結局、あかりは力になれなかった。それは残念です。ですが、ひなたとあかりの様子を見て、先生が本気になったと言っても過言ではないでしょう。

なによりも、保健室でひなたがあかりに語った言葉が、力強い言葉が、一生あかりの心に残り続けるでしょうね。曰く、「絶対に負けない」と。

いじめ問題は、作中の通り、美談や英雄譚で終わるようなものでもなし、はっきりと決着のつくものでもないのかもしれません。その過程に何か光を求めても、しょうがないというのがこの作品の結論です。

そうではなく、光の差した日向が、ある人間の世界を救うこともある、そんな有り触れた話のひとつなのかもしれません。

羽海野さん自身、結構話作りに悩んだのでは。

黒い霧でさらに悪い方向に話が進み始めた当たりで、原作者自身、光を探していたような気すらします。それは、高木母とあかりの対決あたりで最高潮に達しました。だって、学年主任ですら、ミスリードを誘う演出なのでしょうが、初登場で顔に黒い陰が差してるんですよ。

どう展開したものか、深く掘り下げすぎたのではないのか。そんな悩みを、なんとなく感じました。

これ以上すすめない、どうしよう。そんな時、学年主任の登場で、あっけなく話は解決へと向かう。

正直、学年主任すらやっかいな存在だったら、話の収束点を失っていたかもしれません。零の物語なのに、ひなたや学校が話の中心にばかり居るのは、いささかキャラが暴走しているのではないかと。

だから、現実的な解決点として、このあっけない展開はふさわしいものだったのかもしれません。

あっけないからこそ、全てが終わった時の心持ちが軽くなる。もしや、これさえ計算の内?だったら恐ろしいストーリーテラーです。

零はすごくひなたの力になった。これは間違いない。

零は、自分が力になれなかったことを詫びました。ここまで零のひなたへの働きかけに、二人の関係性の変化を感じていた僕は、思わずPCのモニタの前で「そんなこと言わないで」とひとりごちていました。

だって、いつも側にいたし、京都まで駆けつけたし。それさえ否定してしまったら、ひなたの頑張りすら否定することになりかねない。

零は、ひなたに尊敬の念を抱いています。曰く、忠誠を誓う、と。

なかなか奥ゆかしいというか、女性の理想的な男性像的なところはありますね。

零には、そろそろ強気を持って出てほしいのですが。誰かのピンチには駆けつけるけれども、自分のことには無頓着。それが零ですものね。

利他的すぎるのは、それだけで人を傷つけることもあります。なので、今後の展開にはそこらへんも期待したいものです。

いじめなんて、くだらないものだという結び。


©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

学年主任が言ってましたね。「教育。教え、育てる。後者がなけりゃ、こんな面倒なことほっぽりだしてる」。教えるのは、できる。育てるのは、大変だ。それが、毎年の繰り返しですもんね。この点は、視野が及びませんでした。学校の先生ってすごい存在なんだなと。

高木さんは、不満を解消するためにいじめをしていました。いじめには2種類あるというのが僕の持論です。ひとつは、自分がいじめられないためにいじめをする。もうひとつは、楽しいからやる。この場合は後者でしょうね。

後者側の人間がいなくならない限り、いじめはなくなりません。それだけいじめは、その重大性とは相反してくだらないものだというのが、ストーリーから感じられました。

ほんとうに、勘弁してほしいものです。

ちほの笑顔に、「終わったみたい」。


©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

おそらく、ちほの手紙を読んで、ひなたの心に笑顔が咲いたと思うんです。それで、ようやく「終わったみたい」と。

ここらへんも早急な感はあるんですが、妥当な線にも感じられます。

いやあ、いじめ問題って、入り口は簡単なのに、最中はメチャクチャで、出口はあっさりしていて、碌なもんじゃないですね。

ですが、その過程で得たひなたの力強さは、むしろ原作者をすら成長させたかもしれません。

なんだか、今回は作者にやけに目線が向くんですよね。そう仕向けられているような。気のせいかな。

とにかく、終わった。こっちまで泣けてくるじゃないか。


©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 ©羽海野チカ・白泉社

心がすごく、軽くなりました。終わったんだ。

まとめ

  • いじめはくだらない。
  • それ故に大変だ。
  • ひなたの得たものは大きい。
  • 零には自分にもうちょっとこだわって欲しい。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク