お悩み解決系記事にうんざり。なぜ検索エンジンは解決策ばかり示すのか。

この記事は約3分27秒で読めます。
スポンサーリンク

ここでは、検索エンジンが悩んでいる人の意に沿わない「解決します!」系のページばかりを上位に表示することに関して書いていきます。

そして、人が”深い””つらい”お悩みに対して解決策ではなく共感を求めることの理由と、検索エンジンがなぜお悩み解決系記事を上位に持ってくるのか、その理由について説明していきます。

検索エンジンさん、空気読みなよ。

インターネット検索エンジンの最大の欠点

インターネット検索サイトの最大の欠点、勝手に宣言します!

それは、深く悩んでいることについて検索すると、「◯◯を解決するための~個のアイディア」「◯◯とはおさらば!速攻解決法~選」「◯◯は~で解決できます」といった、「そんなもん聞いてねえよ!」ってページばかり出てくること。そして、挙句の果てに転職を勧めてくること。

うんざりしませんか?検索エンジンを人に例えてみますよ。

検索エンジン・佐藤さん

お悩み人「佐藤さん、実はね・・・仕事、なんというかその、いいづらいんだけど辞めたくてさ・・・。佐藤さんは、俺の状況とか知ってると思うから相談したんだけど、率直にどう思う?」

佐藤さん「うんわかった。君は人間関係で会社をやめたいんだね?それを解決するにはまず心理学を学ぶことだね。まずはアドラーについて教えるかい?それとも、嫌われても構わないっていう方法論について聞いてみるかい?」

お悩み人「・・・悪い、今の話忘れてくれ。」

小説とか読まないので口語調文章がよくわからんのですが、まあこんな感じ。お悩み人がおとなしい人だからよかったものの、もし気性が荒かったら、佐藤さんは嫌われる勇気を持つ心理学について講座を開いている最中ぶん殴られていることでしょう。あるいは転職を勧めて呆れられるかもしれません、

検索エンジンはロボットに過ぎない。

そうです、我々が対している「検索エンジン」とは、まだロボットに過ぎないのです。共感してほしいという、人間の一番の意を、決して汲んではくれないのです。

悩んでいる人が求めているのは、多くの場合共感。

お悩み共感系記事が、悩める人々を救う。

ところで、こちらの心の準備が整う前に解決策ばかり提示して、あげくに転職しろと無責任に言ってくるお悩み解決記事が「お悩み解決系」記事だとすると、我々がまず悩んでいるときに「うんわかった。まずは悩みについて、聞こうか。場所変えるかい?」と気遣ってくれるようなページとは、どんなものなのでしょうか。

一言で表すとしたら、僕はこれを「お悩み共感系」と名付けます。

いったいお悩み共感系記事とはどんなものかというと、個人の体験談を、率直に綴ったものです。

無論、顔も知らない相手が書いた文章ですから、嘘や誇張などがないとは言い切れません。ですが、お悩み解決系よりは、お悩み共感系の方が、悩んで闇の真っ只中にいるとき、救いになってくれるのです。

それは「俺だけじゃないんだ」と、悩んでいるときに陥りがちな孤独感から開放してくれるからです。

深い悩みを抱えている場合、検索結果は不条理なものとなる。

もちろん、お悩み解決系が人を救う機会だって、たくさんあります。それは例えば、ワードプレスの常時SSL化作業の方法が知りたい時だったり、あるいはピーマンの肉詰めのレシピを知りたいときなど、「こうしたい」というのがはっきりしているときです。

だから、お悩み解決系記事を、否定はしません。ここで主張したいのは、検索エンジンと人生の深い悩みは、相性が悪いということです。

人生の深い悩みは、通常「どうしたらいいかわからない」という選択肢の喪失から来ます。「どうしたらいいのかわからない」には、「本当はこうすればいいんだけど、勇気が出ない。他の方法も見つからない」も含まれます。悩んで行動不能になっている状況だと、理解していただければ。

そうでなくて、例えば僕の場合でいうなら「彼女が出来ない」なんていう軽い(人によっては重いかもしれませんが)、生存していく上では些事のような悩みについては、お悩み解決系記事もお悩み共感系記事も、比較的たくさんあります。

これは、彼女を作るには「最低限の身だしなみを整える」「出会いの機会を増やす」「婚活パーティはあまり成果が出ない」といった方法論や現実が確立されているからです。

ではなぜ、検索エンジンは解決策ばかり示すのか。

検索エンジン・検索サイトは市場原理にある程度基づいている。

それに対し、人によって千差万別なメンタル系のお悩みは、おそらく現状の検索エンジンのAIでは解決策を提示できないのだと思います。

その上、こちらの方が重要だと思うのですが、検索エンジンはネット広告で利益をあげているため(Adsenseなど)、孤独感から開放して悩みを表面上解決されてしまうよりは、悩んでいることを解決してもらうための商品を広告をクリックして買ってもらうほうが、何倍も利益を得られるのです。

人によっては、ページの最後のアフィリエイトリンクにもうんざりすることでしょう(ああ、ここもそうじゃん・・・矛盾)。

お悩み共感系記事と、お悩み解決系記事を同列に扱って、両者をバランスよく検索順位の上位に表示することは、検索エンジンには出来ない。それは検索エンジンが目指す方向性が、ある程度市場原理に基づいているからだと思います。

解決策を作るとしたら、自分たちで独自の仕組みを持った検索エンジンをつくることです。小規模な集団でそれを実行するとしたら、「リンク集」とか、「あんてな」みたいな形になるでしょう。

結び。

やっぱり、悩みはひとに直接聞くしか無いんですかね。

ネット上ならば、発言小町やYahoo知恵袋など。ですが、匿名なので難しい面もあります。

ときには、リアルでひとに悩みを打ち明けることで、形成される信頼関係もあるでしょう。そこはもう、個人の判断で、としか言えません。

最初は心の叫びを書くつもりだったのですが、なぜだかここもお悩み解決系記事になってしまった。ある程度のひとに読んでもらいたくて、SEOを意識するとどうしてもこうなってしまいます。というか、そもそもこういう書き方しかできません・・・。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする