【ウマ娘 プリティダービー】競馬のドラマがギュッと詰まった作品!

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©2018 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」製作委員会

問題作かと思いきや、これは実は文字通りダークホースなのでは!?作りての思いがこもった王道アニメ「ウマ娘 プリティダービー」を紹介します。

競走馬の擬人化がテーマ。難産だと思っていたが・・・。

最初、競走馬の擬人化と聞いて「うまくいく訳ねえ!」と思い込んでいました。まず、人型をした擬人化競走馬(以下ウマ娘)のレース映像がおかしな事になるな、と。

レースの様子を描くのがとてもむずかしいと思ったのです。競走馬なら様になると言うか、むしろ競走馬が格好良すぎるのです。サラブレットという形容詞があるくらいですからね。

レースは結局、シュールな感じでした。ですが、それを補ったのがレース後の勝利ウマ娘による「ライブ」。これは新しい組み合わせ。レースの意義や表現を、うまい形に落とし込んだと思います。ライブならウマ娘である意味が出てきますからね。

もうひとつ、主人公はスペシャルウィークというウマ娘なのですが、もちろんモデルは実在馬です。ネットで調べれば戦績がわかってしまうので、ある意味ネタバレになってしまうんではないかと思いました。

実際、最新の3話までほぼ史実通りです。(その上、位置取りやレース展開まで一緒。)

僕は、これはアリだと思います。むしろ、レース展開まで一緒となると、スペシャルウィークのファンを取り込める意味もあるかなと。なんというか、過去のレースを追体験できるというか、結果を知っているからこそストーリーの裏面が読み取りやすくなるんですね。どういう意図でこういう展開にしているんだろう、とか。それでいてファンは「これあの場面だ!」とアツくなれるわけです。

ストーリーは王道。

ウマ娘には現実の競馬の調教師と同じく、トレーナーがつきます。

そしてウマ娘の多くは「チーム」に所属し、ライバルの競走馬たちと切磋琢磨しながら勝利を目指します。実際には「厩舎」がこれにあたるわけですが、スペシャルウィークの所属するチーム「スピカ」には3話現在でサイレンススズカ・ゴールドシップ・ウオッカ・ダイワスカーレット・トウカイテーオーと、こちらは現実無視のぶっとんだ設定です。こいつらが同じ厩舎なんて藤沢和雄や池江泰寿といった有力厩舎も真っ青です。

ウマ娘たちの横のつながりも描かれるわけで、とくにウオッカとダイワスカーレットという、稀代の名勝負を演じてきたライバルが揃い踏みというのは、よく考えたなーと思います。普通だったらいがみ合いの関係になりそうな2頭(単純に星の奪い合いをしたライバル馬同士なので)ですが、仲良くする場面もありむしろほんわかしてきます。

横の関係といえば、スペシャルウィークと同室のサイレンススズカ。彼女(彼)の戦績と顛末を知っていれば、結果が読めていようとなんだか複雑な気分になります。

3話では、トレーナーが「どんな結果になろうと、彼女らの受け止め方次第だ」という方針を示しました。そして、あの切り株に悔しさを叫び、皐月賞を負けたスペシャルウィークの悔しさに寄り添っていました。

一見王道なんですが、普通はトレーナーの責任なはず。トレーナーがウマ娘にあまり介入しないというのは、変化球ですね。

ですが基本はスポ根王道モノということが3話でわかりました。スペシャルウィークに共感し、時にほろっとする。非常に感情移入しやすい、競馬を知らない人でも楽しめる作品です。

かなり競馬を取材している。

オープニングなんですが、実際のウマ娘の名レースが再現されているのです。例を上げれば、ゴールドシップは皐月賞のインつき、そしてウオッカの安田記念の馬群縫い。

ゴールドシップの皐月賞では、荒れた走りにくい内側の馬場を他の馬・騎手が避けて通る中、内田博幸騎手が最内のロスのないコースをあえて選択し、見事1着でゴール板を駆け抜けました。

あれは、馬が相当強くないと、馬場に足を取られて凡走もあり得たコース取りです。そんな常識はずれを演じたのが内田騎手であり、ゴールドシップなのです。

そしてウオッカの安田記念は、馬群が密集していて、ウオッカはその中に閉じ込められてしまうのです。

そこで鞍上の武豊騎手が選択したのは、一旦手綱を引いて横に移動した後、馬群を強引に割って馬群を抜け出すという「曲芸乗り」。これで馬群から脱出し、前を走るディープスカイを残り50mで一気に捉えました。思い出しただけで感動モノです。というのも、僕は競馬でこのレースが一番好きだからです。好きな競走馬ももちろんウオッカ。実は僕、馬吉なのです・・・。もう賭けるのはやめましたが。

どちらも、馬の力が抜けていたこと、そして馬の力を信じて思い切った策に出た騎手によるところが大きいです。まさに騎手と馬の絆、とでも表現しましょうか。

このように、競馬ファンの心を掴むことも忘れていないのがこの作品です。

トウカイテイオーちゃん!


©2018 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」製作委員会

お気に入りウマ娘はトウカイテイオー。ああいうサバサバしつつ愛嬌もあって芯のしっかりしてそうな娘は好みです。

スペシャルウィークのよき理解者となりそうですね。

競馬ファンもそうでない人も。

他にもサイレンススズカの儚げな雰囲気とか、スペシャルウィークの電話の受け方とか、なぜか北海道の仁木町銀山駅が出てきたりとか、見どころが沢山なのですが、こんなもんにしときます。

今期のダークホース「ウマ娘 プリティダービー」、地雷かと思ったら高性能爆弾でした。意外と面白いです。

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