【色づく世界の明日から】感想。今期イチオシアニメ。色彩と人間模様と。

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とてもテーマ性をもった、ドラマ風のアニメです。

今作を語る上で重要な部分以外は、ネタバレを控えていますので、未見の方も、もしよければ見てってください。

透明な色彩感が美しい、美術・演出効果。

色彩へのこだわりが半端ない。

こういう事を言葉で説明するのは、難しいのですが。

演出効果、特に色彩効果は本当に美しいです。PAWorks作品は美術がしっかりしているものが多いですが、この作品は目に見える日常景色さえもテーマなだけに、そこはしっかりとしたこだわりを感じます。


© 色づく世界の明日から製作委員会

それはまるで、空色のビー玉のよう。透き通っていて、透明感があって。

でも色彩はしっかりしています。

なんというか、色彩のおかげなのでしょうか。温かい目と心で、物語を見守ることができる効果があると、思うのです。ホッとするんです。1週間の癒やしタイムですね。

色というテーマを通して描く、人間関係

色を通して、人間関係を美しく描いています。こと、脚本と演出の関わりにおいては感動さえ覚えます。

決して、驚くようなことが起きたり、劇的な展開が脚本の軸となっているわけではありません。

むしろ、当たり前にある、色という感覚を、それは素晴らしいものなんだと、教えてくれるのがこの作品です。足元にこそ宝物は埋まっている、的な。


© 色づく世界の明日から製作委員会

そしてその人間関係は、物語の中で重要な地位を占めています。

まさしく欠かせないエッセンス。今作は色彩が美しいだけの環境映像ではないのです。

登場人物の細部に見る、演出の極まり

服装がコロコロ変わる。

まず、主人公の瞳美に関して。服装や表情など、幼さの塊だった彼女のそれは、物語の進展とともにどんどん変化していきます。

時には、ちょっと学校でちょっと浮いた存在として。制服の色がちょっと違います。


© 色づく世界の明日から製作委員会

そして時には、魔法を通して喜びを与える役割を与えられた人間として。


© 色づく世界の明日から製作委員会

他の登場人物の服装なども、やはり重要な局面では変わります。

これは、並大抵でできることではありません。ふつう、作業効率と描きやすさのために、アニメキャラの服装はいつも同じなことが多いですから。

表情についても、少しずつ瞳美が自らを取り戻していく過程を、しっかり描いています。

舞台は現代、プラス魔法

不思議な感覚を呼び起こす、魔法という舞台装置。

現代が舞台なのに、魔法という要素が加わったこと、さらに瞳美のタイムリープといった諸々の要素が、逆に異世界を旅している感覚を呼び起こします。これは、とても不思議な感覚です。日本の長崎なのに、どこか異国のように感じられる、不思議なものです。

それは、鮮やかで透明感のある色彩効果もあいまって、とても心地よいものです。

結び

美しい色彩と、人間関係の”あや”が織りなす透明な空気感と。

当たり前にあるものを、大事なものとして浮かび上がらせるのが、この作品です。

なんか、最近つまらないなあ、という方はぜひ見てください。不思議な小旅行を楽しめるはずです。

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