俗世から離れた山奥の暮らし。ニート村と限界集落からの学び。

一般生活

今回は二つおすすめ動画を紹介します。そして、そこから得た学びを紹介したいと思います。

山村暮らし、家を離れる気にならない。

動画概要

北海道岩見沢市万字地区。かつて5000人が暮らし、栄華を誇った姿は、そこには、ない。

人口77人(2016年現在)、なおかつ毎年10人ずつ減少している。

 

それでも皆さん、「ここを出ていきたくない」という。

「孫やひ孫たちが来るのだけが楽しみ」と語った女性は、それとは裏腹に自慢の畑(雪に埋もれている)を前に笑顔。

雪深い山村、それでも離れられない。

皆さんどんな印象をお持ちでしょうか?

僕は正直、言い方は失礼になってしまいますが「不便」という言葉がまず頭に浮かびました。

 

それとは対照的に、出てくるお年寄りの方は、皆さん笑顔か、あるいはこの地区に愛着を持っていらっしゃいます。

それは歳をとったからだけ、なのでしょうか。

 

動画のニュースの題材自体は深刻なのですが、深刻さを感じさせないような住人の「意地」を感じました。

 

いや、意地というよりもそれが自然体なのかもしれません。

次の動画でも紹介されますが、「天空の城ラピュタ」で「人は土から離れて生きられない」という言葉があるように。

自然こそが人と人をつないでくれる架け橋なんだと気づきました。

 

皆さん口にはしませんが、自然体、というか、”自然界に馴染んだ”暮らしをしていらっしゃいます。

 

現代日本は、資本だ、豊かさだ、といいながら、我を見失ってしまっています。

国際競争に敗れた日本は、既に社会福祉政策の行き詰まりやそもそもの経済政策の失敗など、たくさんの課題を抱えています。

 

そろそろ、方向転換の時期に来ているのかもしれません。

 

警告します。

 

お金を持っているだけが、社会的にえらいだけが、資本じゃない。

 

英語を習いたいと僕が思ったのも、日本を半分脱出したいと思ったから。

 

いやいやいや。

 

やっぱおかしいよ。これだけ日本は経済的にズタボロでも、まだ豊かなんだから。

 

世界には、買い物に行くと強盗と警察が銃撃戦をしている国すらあります。

あの清貧で知られるホセ・ムヒカ大統領のウルグアイでさえ、そうなのだとか。

 

幸せの基準を人にゆだねちゃいけない。

 

案外、青い鳥は自分の家にいるのかもしれません。あるいは家の庭先やベランダに。

 

足元から、見直してみませんか。

(決して資本主義を否定するつもりはありません。部分的にそこから離脱する人が出てきてもいい、というのがこの文章の結論です)

和歌山県田辺市の”ニート村”


ここまで読んでくださった方なら、動画概要書かなくてもいいでしょう。

めんどくさいとかじゃなくて、ぜひ見てほしいんです。

そして学んでほしい。

 

僕は動画に出てくる川の青さを見たとき、「やっぱりそうか」と思いました。

 

対比として出てくる新宿駅の雑踏がグレーに見えるのと同じく。

そこを歩く着飾った人々もまた、グレーに塗りつぶされているように見えます。

他人の思う幸せは、他人にはわからない

思うに、皆が皆、資本主義社会で金稼いで、ハワイや沖縄で結婚式して、家買って、って暮らしに希望を見出してるわけじゃないと思うんです。

でも、人生のどっかの段階で「お前の幸せはこれだ」と刷り込まれて、そこから耐え切れずに(いい意味で)で逃げたのが、ニート村の彼らなんだと思います。

 

動画の中で一人の人物がこういいます。

「あるブロガーが自殺した。その人は論理的文章構成がちゃんと出来てて、そういう人っていうのは社会にもなかなかいない」

 

すごく本質を突いた彼の言葉。まともな人ほど苦しくなる社会の一側面に、自殺した方は足を持ってかれてしまったのかもしれません。

 

能力があれば、優秀であれば幸せになれる、そんな保証はないのです。

時にはルールの穴をついた悪事も働かないといけない。

こんなはずじゃなかった、は通用しない。

 

それが社会人ってもんだ。

 

でも、そうじゃない。

 

自分に嘘をつけない、自分がいる。

 

翻って、衰退国家日本。

 

幸せは国家が規定するが、その責任は自分で取ってね、という国。

 

日本がこういった局面に陥った以上、自分の幸せが何か気づけて、実行できる人の強みって、これから凄い勢いで増してくると思うんです。

 

ある意味自由なんです。皆気づけてないだけで。

 

(決してタイに行ってブロガーになれっていうわけではないのであしからず。)

こう思ったのは、理由がある

皆さん、原体験ってありませんか?

 

僕が釣りを好きになったのも、はじめての釣りでアジが釣れてくれたから。

幼少期を自然の中で過ごす機会が多かったから。

 

毎年あちこちキャンプに連れてってくれた親にはとても感謝しています。

 

人間、自分を愛せないと人を幸せにできません。エネルギーの総量が足りないからです。

まずは自分が幸せになりましょう。

 

そしてエネルギーが満タンになったら、自分の幸せ、すなわち自分との向き合い方を考えてみましょう。

 

仕事がうまくいかなくて悩んでいた僕は、この二つの動画に救われたのでした。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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