岩見沢・三笠・美唄近辺で出来る渓流釣り!

魚釣り

8月のはじめ、南空知の某所で渓流釣りをしてきました。

渓流釣りで、沢を登りながら苦労してようやく手にする渓魚は美しく、疲れを吹き飛ばしてくれます。

今回、ど素人餌釣り師の足掻きを書いてみたいと思います。

渓流釣りって大変じゃないの?

渓流釣りに対して、僕も未だに敷居が高いイメージを持っています

ですが、動物の糞(とくに熊)が落ちていたらその川での釣行を諦める。熊鈴は必ずつける。これだけで、だいぶ違うように感じました。

北海道はヒグマ、本州はツキノワグマ。とにかく、渓流釣りは熊に遭わないように行わないといけません

携帯ラジオを垂れ流しにする人もいますね。

熊にこちらの存在をアピールして、向こうから逃げていってもらうようにするのです。餌をやるなんて論外。熊に殺されても文句は言えませんし、その地域の住民に迷惑がかかります。人間=餌を持っていると認識されれば、熊は容易に人間の領域を侵します。

 

しかし、逆に言えばこれだけ安全を期せば、あとは対策するのはアブだけになるのです。もちろん川を遡行するために靴なども揃えないといけないのですが、僕が漠然と思っていたよりは、それこそ絶望的な難易度ではないんだなというのが今の感想です。

 

揃える道具は?

僕が揃えた道具は以下の通り。10万もあれば揃うかな。

衣服

  1. フェルトソールの靴
  2. 運動用の速乾性タイツ
  3. 濡れても構わないズボン(今回は動きやすい緩めのカーゴパンツでした)
  4. スポーツウェアの長袖上着(織り目がない化繊がふさわしい)
  5. 頭や首に巻くタオル
  6. 中くらいの山登り用リュック
  7. 頭からかぶる虫除けネット(持ってなかったのでひどい目にあった)

4の化繊素材は、マダニなどが服にくっつかないようにするためのものです。

 

釣具・その他

  1. 渓流竿
  2. ミミズ(ホームセンターで売ってる小さめのミミズでOK)
  3. 仕掛け
  4. 割ビシ・ウキ・道糸・ハリス付きヤマメ針の各スペア
  5. 氷水の入った水筒
  6. 財布・携帯電話をビニール袋に入れたもの
  7. 蚊取り線香・これを腰に巻くための紐
  8. ライター
  9. ハサミ
  10. 餌箱(これも首から紐で提げてすぐ使えるようにすると便利)

5は、もう使わない水筒に釣ったヤマメを入れて氷締めにするためのものです。持ち帰る場合、渓流魚はいわゆる「足が速い」魚ですので、鮮度が落ちる前に氷締めにする必要があるのです。

 

餌は川虫を現地調達する人もいますが、川によっては居ない場合もあるのでミミズを用意したほうが無難です。

 

あとは車に財布や携帯電話を置いて車上荒らしに遭わないようにしましょう。

 

川や川に降りる場所を探す方法

お近くの山を国土地理院地図で調べます。これが一番。地形や等高線などが描かれていて、ある程度の知識があれば現地の様子を想像することもできます。

一番のおすすめは住宅地が切れるか切れないかという感じの場所を探すこと。近くに家があっても、渓流魚は釣れます。

川に降りる方法が一番大変。現地に行っても、結局下が見通せないほど傾斜が急な場所が多いのです。沢へ降りるのが、一番大変です。

国土地理院地図で傾斜の比較的緩やかな場所にいくつか目星をつけ、無理のない範囲で川に降りるようにしましょう。無理は禁物です。崖を登るのは割と簡単なのですが、降りるのは本当に大変です。

 

駐車場所は?

この近辺ならば、廃線になった鉄道の駅や廃校の校庭などに停められる場合が多いです。googlemapで探してみましょう。

 

どこで釣りを辞めるか出かける前に決めよう。

必ずこれを決めてください。川に降りると、意外と谷が深くて周りの状況がわからなくなったりします。道路橋・鉄橋などを目印にしましょう。携帯は通じないこともあります。山間部ならばなおさらです。

 

川が増水していないか調べよう

川の防水情報

これも出かける前にチェック。増水している川で釣りをするのは命の危険を伴います。ここらへんはやはり敷居の高い釣りですね。

 

天気に留意。

夕立がある時は夕方は避けましょう。鉄砲水=即あの世行

 

ここまで頭に入れて、実践してみたら・・・

ちゃんと知識を持って、自然との付き合い方を頭に入れて釣りをしてみたら、大変なのは川へ降りる時だけでした。ある意味、これだけ事前準備が大事な釣りは無いと思います。準備をすればするほど、当日の負担が減ります

 

そして・・・

 

無事にヤマメをゲット。今回は小さかったので逃しました。

地元の人でも「ウグイしか居ないでしょ」と言っていた川だったので、まさかのヤマメに疲れも吹っ飛びました。Qちゃん=ウグイではなく山ちゃん=ヤマメがちゃんと釣れたのですから。現実だったら山◯宏一より高◯尚子のほうがいいけど・・・。脱線。

 

釣り後半、日が登りきってからはアブが凄まじくなり、大急ぎで川を登って退散しました。これだけは心残り。途中の川でもヤマメの魚影をたくさん見かけました。

 

しかし、一回釣りを経験したおかげで、どんなところにヤマメが居て、どこに餌を投入すれば魚が食ってくるのかよくわかりました。

 

体力と道具と知識さえあれば大丈夫。

できれば師匠と一緒に行ったほうが良いですね。僕は単独で行ってしまいましたが・・・。経験・知識が深いほど、危機回避能力も高くなる。それが渓流釣りだと思います。

 

以上、ド素人の渓流釣りレポートでした。

写真を撮る余裕がなかったから、文章で埋めてしまいましたが・・・いかがだったでしょうか。ズボンに関して、ゴム長を選択する人もいると思いますが、動きにくいだろうから初心者には向いてない気がします。濡れてもいい格好で行きましょう。

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