世間は夏休みに入りましたが、僕には仕事柄夏休みがありません。なので、週末を利用し日帰りで訪問してきました。
今回のお目当ては、ビッグレッドファームで繋養されているゴールドシップとグラスワンダー、そしてアロースタッドのワンダーアキュートです。
ここでは、ビッグレッドファームの2頭、ゴールドシップとグラスワンダーについて、見学マナー等も含めて紹介します。
※1
2021年11月より、ビッグレッドファームは見学を再開しました。撮影等禁止事項があるので各自事前に調べたうえで訪問してください。写真は以前撮影が禁止されていなかったときに撮影したものです。
※2
グラスワンダーは種牡馬引退につき明和牧場へ移動しました(ビッグレッドファームの説明へのリンク)。
現在明和牧場でも見学不可となっています。突然訪ねても見学できませんのでご注意ください!
(情報が古かったことをお詫びします。)
見学の手順
インターネットで見学可能かどうかを調べる
まずは、インターネットで「競走馬のふるさと案内所」を検索。
このサイトにて、サイト上部の「馬・施設・牧場 検索」からお目当ての種牡馬は見学可能かどうか調べます。同時に、お知らせ欄などに牧場が見学できない日にち等も掲載されることがあるので、あわせてご確認ください。
基本的には、このサイトの「牧場見学ガイド」に沿って見学してください。
この記事も見学ガイドに準拠しながら書いています。
今回はゴールドシップで検索。ビッグレッドファームにて繋養、見学可能となっています。
他の牧場の目当ての種牡馬も見学可能となっていたので(アロースタッドについては別記事で)、見学日を確定します。
見学当日は牧場最寄りの「案内所」を訪れる
当日になったので、空知からえっちらおっちら(?)車を運転し、休憩含み3時間で静内到着。
牧場見学の前に、案内所を訪れると見学がスムーズに進みます。この日は静内・新冠の牧場を見学するため、日高案内所を訪れます。
受付の方に「牧場見学を希望」と申し出ると、案内をしてくれます。当日は、親切に対応していただき感謝です。
案内所には1時半過ぎ到着で、時間的に牧場見学も余裕かと思いきや、ビッグレッドファームは広いらしく、普通に見て回ると1時間はかかると言われます。さらに、ビッグレッドファームとアロースタッドは車で20分ほど。移動時間を入れるとカツカツ、見積もりが甘かったです。
アロースタッドの見学には二十間道路の臨時案内所での受付が必要とのことでした。見学時間も決まっており、15:00~16:00の間のみ。ビッグレッドファームへの道すがらこちらに寄り、受付を済ませる。そしてビッグレッドファームに行って先にゴールドシップ等に会ってから、来た道を戻ってアロースタッドへ行くことをすすめられました。
二十間道路の臨時案内所
日高案内所の方に場所がわかりづらいので、坂を登りきったら徐行して右側をずっと見てくださいと言っていただいたおかげで、すぐにわかりました。
広い駐車場が目印の臨時案内所です。
こちらでアロースタッドの見学希望書を書きます。この紙を見学時に牧場内のプレハブ内のボックスに入れるよう指示を受けました。
ビッグレッドファームへ
ここから車で20分、ビッグレッドファームに到着。
本州ナンバーの車が結構いました。というか札幌ナンバー僕だけ!?
まず入り口突き当りにさげてあるネームプレートを取ります。ネームプレートの上部には記帳台があるので、氏名と人数とプレートの番号を記入。
これで、晴れて見学ができます。
記帳台の脇には場内地図があるので、お目当ての種牡馬を探すのに必ず見たほうが良いです。正直、牧場の広さ僕はナメテました。グラスワンダーは一番奥に居るので、そこまで歩くのに10分くらいかかるのです。
グラス饅頭
アグネスデジタルさんを横目に・・・
グラスワンダーの放牧地に到着。思ってたよりもめっちゃ遠い・・・
アロースタッドへの見学を考えると時間ギリギリですが、走ったりしては絶対にいけません。
馬を驚かせてはいけないというのが見学の大原則です。
いましたグラスワンダー。寝てる・・・
実は寝てる古馬って珍しいらしいのですが、僕はそんな事も知らず。ノーリアクションのグラスを見て、ゆっくりしてるわけにもいかず次の目当ての馬へ会いに行きます。さらばグラス!あえてよかった。
なお、グラスワンダーは種牡馬引退につき明和牧場へ移動しました。「競走馬のふるさと案内所」にてご確認ください。
意外と人懐っこいゴールドシップ
来た道を戻り、ゴールドシップの放牧地へ。どうです、このスケール感!
晴れてれば最高だったんだけどなあ。
近くに行くと、なぜかゴールドシップも寄ってきてくれました。意外と人懐っこいのかな?
現役時代を知っているだけに、意外です。気難しい、人嫌い・・・そんなイメージも、競馬場という場の中だけの話なのかな?大自然に囲まれ、種付け期間も終わって、どの馬も皆とても穏やかでした。
マジで有名人に会ったような感覚。それもこんな間近で。
有名人は体調管理も欠かさない。自分のウンコの匂いを嗅いでいます。
これで体調を測っているとか前に聞きました。馬は自分の糞の匂いを嗅いで、フレーメン反応という、要は変顔をするのですが、この日のゴルシは特にそんな素振りも見せませんでした。
しばらくして、そっと離れていくゴルシ。ありがとう!また会う日まで。
さて、記帳台下にネームプレートを返して(事務所に返したほうが良かった?なんか忙しそうで入りづらかった)急いでアロースタッドへ。この時既に15:15。見学時間は16:00まで。間に合うのか!?
ワンダーアキュート等アロースタッドについては別記事で書きます。
とりあえず、手順に関してはこんな感じなのですが・・・
- 餌やり
- タッチ
- フラッシュ撮影
やりがちですが、これだけはマジで勘弁してください。当日見たとかいう話ではないですが、ツイッターでマナー違反の情報がバシバシ上がってきます・・・
種牡馬という数億円単位の財産を好意で見学可能にしてくださっている現状。もし何か事故があれば、見学不可どころか何が起こるかわかりません。
できれば、見学の際には、”馬が近くにいる時は特に”、柵からも1m離れてください。ついつい、テンションが上がると近づいてしまうのはわかりますが。
みなさんも、マナーを守って気持ち良い楽しい見学を!
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